『シリーズ・哲学のエッセンス マルクス いま、コミュニズムを生きるとは?』大川正彦

仕事で哲学を勉強しなければならなくなって、「シリーズ・哲学のエッセンス」を粛々と読み進めております。
マルクスの著書はもちろん、マルクスについて書かれたものも、すべて素通りしてきたので、本書がnikkouの「初めてのマルクス」でした。
このシリーズのなかでは、比較的読みやすかった。っていうか、nikkou勘違いしてたかも。本シリーズは、哲学や思想について、易しくコンパクトに書かれたものだと思ってた。そうじゃなくって、哲学や思想について、ある程度基本的なことは押さえている人のために、ワン・トピックだけ取り出して論じたシリーズ、だった。本当に初歩的なことから知りたいのなら、シリーズじゃなくって、個々に新書だとか漫画だとか概説書なんかを探して読むべきだった。でも、ワンセット買っちゃったので、やむなく、粛々と、読んでおります。
ただ、なーんとなく、これまでの仕事で断片的に得てきた知識は、役立っているような気がします。あー、そういえば真木悠介や、大澤真幸や、鷲田清一の文章で読んだぞ、こういう文脈…って感じ。そのルーツはマルクスなのかなあ、と思いつつ、やっぱりこの本では、外枠が見えないから、もや〜んって感じ。なんか、私時間の無駄してる? やり方変えるべき?