『45分でわかる! 14歳からの日本の選挙。 一票が国を動かす選挙の仕組みと政権交代』三宅久之

引っ越しをして最初の選挙になります。で、選挙区はどこになるのか同僚に聞かれ、ネットでしらべて、「南関東ブロック」と答えると、「それは比例代表でしょ。小選挙区は?」と聞かれて、???となりました。
で、あらためて、本書でお勉強。いやはや複雑。読み終わってから、ネットで何度も検索をして、ようやく理解いたしました。
衆議院の選挙は「比例代表制」と「小選挙区制」とふたつの制度があって、「比例代表」は全国で11ブロックある、と。そして、そのブロックごとに議席数が決まっていて、有権者は政党名と書いて、投票数が多い政党順に議席が埋まる、と。かつて住んでいた東京都世田谷区奥沢だと、「東京都ブロック」が、比例代表の選挙区になる。
小選挙区制」は、全国300の選挙区から1人ずつ候補者が投票で選ばれる制度で、東京都世田谷区奥沢は「東京第5区」。
参議院都道府県ごとに47ブロックに分けた「選挙区選挙」と、全国を1ブロックとした「比例代表選挙」があって、東京都世田谷区奥沢だと、「東京都ブロック」になる。「比例代表」は、全国1ブロックなので、選挙区はなし、と。

しかし、「小選挙区一覧」「比例代表選挙区一覧」とネットで検索すると、一番最初に出てくるのはウィキペディアで、あとは東京都とか神奈川県とか大阪府とか、そういう地方公共団体だけ。全国の選挙区一覧が地図も一緒にぱっと出てくるサイトがひとつもなくって、衆議院参議院のホームページにもないの。総務省は「比例代表選挙区」の一覧だけ。そんなもんは、必要ないのだろうか。引っ越してきて、今度の選挙区はどこになるのかな、と思ったり、知人の選挙区を調べたりしたい人っていないんだろうか。