『「朝4時起き』ですべてがうまく回りだす!』池田千恵

「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!

「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!

「nikkouさんって、定期的にそういう本読むよねー」と相方にからかわれる。そういえば、『朝30分を続けなさい』とか、『朝に強い女性になるカンタン習慣』とか、『スッキリ朝とゆったり夜』とか、ずいぶん読みましたねえ。
そういう本が読みたくなるときっていうのは、たいがい、やらねばならないことをぱっつんぱっつんに抱えているときであります。
『朝30分を続けなさい』のときは、ヨガと聖書通読とハングルと英語100万語リーディングをどうやって達成するか、というのが課題でありました。今振り返ってみると、ヨガはすっかり朝の習慣となり、聖書は1日のどこかで必ず読み、ハングルは趣味と成り下がって思いついた時のBGMがわり(でも趣味にしたほうがずっと楽しく面白い)、英語100万語は普段の読書のなかに紛れ込んで達成。あまり早起きの必要性はなくなりました。
『朝に強い女性になる』や『スッキリ朝』のときは、仕事がてんこもりで、なんとかやりくりするために朝残業をするしかなかったのでした。
で、今。『「朝4時起き」』であります。仕事のために国文法を一からおさらいしなければならず、ソシュールも読み切らねばならない。(「仏教」の勉強もあるが、それはひとまず置いておく)。さて、いつどこでやるべ、と悩んだ挙句、例によって早起き本に手を出してしまったのであります。
書いてあることは、どの本もあまり変わらない。ただ、本書に限って面白かったのは、自分は「勘違いOLダメダメ社員」だったという告白であります。読みながら、「あちゃー、ほんと勘違いのダメダメちゃんやねー」と笑い飛ばせないところ多々あり。みんな若いときは、勘違いのダメダメちゃんなのよ。それを我慢して育ててくれる先輩あり上司あり、そして振り返ってみることのできる成長があって、仕事って面白みが増すんだろうなあ、と、早起きとは関係のないところで納得した一冊でありました。

朝に強い女性になるカンタン習慣

朝に強い女性になるカンタン習慣

スッキリ朝とゆったり夜

スッキリ朝とゆったり夜