"Farmer Boy" Laura Ingalls Wilder

Farmer Boy: Full Color Edition (Little House)

昨年から続けている多読１００万語リーディングの一冊として。
今日１日で読み終えたのではなく、数日かけてちまちまと読み進めてきて、本日、ようやく読了。
時々朗読CDの力も借りつつ。

Farmer Boy CD (Little House)

初版は１９３３年だが、このシリーズの第一巻となる「Little House in the Big House」の冒頭に「six years ago」とあるので、舞台は１８７０年代。１９世紀中期〜末のアメリカの農村を描いた児童文学である。
書かれた時期が違うので単純に比較はできないが、近隣の人や親戚との関係にしても、家族を結びつける愛情にしても、親が子に伝えるモラルにしても、オスカー・ワイルドの童話やトマス・ハーディの農村よりはるかにあっけらかんと明るくさわやか。
なるほど、息詰まるイギリスから新大陸アメリカに逃げたくもなるわな〜と思う。

お父さんの「It was farmers that tooks all that country and made it America」という言葉が、（ネイティブ・アメリカンにしてみりゃ、えらい迷惑っていうか暴力なんじゃないか？）という突っ込みはひとまず置いといて、ちょっとかっこよかった。