『織田作之助』(ちくま日本文学035)

織田作之助 (ちくま日本文学 35)

織田作之助 (ちくま日本文学 35)

全40巻のちくま日本文学もあと少し。
織田作之助は、むかーし、「夫婦善哉」を読んだ記憶があるが、久しぶりに読んで、普遍的な作品というよりは、時代の記憶というか、記念、というような役割をもつ文学であり作家であるように思った。武田泰淳とか色川武大にも同じ空気があった。でも、オダサクはやはり、大阪が舞台であるってことが特徴的なんだろうな。