『「朝がつらい」がなくなる本』梶村尚史

やりたいことがいろいろ出てくると、思わず買っちゃう早起き本。本書は、これまで読んだ早起き本のなかでは一番常識的で穏当な印象でした。というより、早起き本ですらなくって、タイトル通り「朝、きもちよく目覚めるにはどうしたらいいのか」という本。

著者が精神科医だということもあって、無呼吸症候群や、うつ病や、ナルコレプシーや、妊娠中だったりすると、朝の目覚めが悪いので、こころあたりのある人は専門医にかかりましょう、という啓蒙があり、こころあたりのないひとは、生活リズムが崩れている可能性があるので、お酒・たばこを控え、暴飲暴食をやめ、寝る前にテレビやパソコンを見ず、部屋を薄暗くして、バッハやモーツァルトを聞いてリラックスしましょう、といった感じ。
個人的に、とてもいい発見だったのは、早く起きるために早く寝る必要はない、ということ。早く起きようと思って、早くふとんに入って寝付けずもんもんするよりは、眠いときに布団に入って、ぐっすり眠って、気持ちよく目覚めた方がいい、とのこと。
これが案外自分には重要な指摘だったようで、眠くなったら無理をせずとっとと布団に入り、ぐうぐう眠り、早くに目が覚めたら、「やった、まだ時間がある、もうちょっと寝よう」と考えずに、さくっと起きています。想像していた以上に快適。こうやってブログも書ける。nikkouの寝坊の原因は、夜、もうちょっとがんばろうと思って、無理に起きていることだったのかも。いたってシンプルで健康な体でありますな。感謝感謝。