『漱石を読みなおす』小森陽一

漱石を読みなおす (ちくま新書)

漱石を読みなおす (ちくま新書)

手元において、漱石を読むたびに確認したい一冊。
漱石の生きた時代というのは、現代社会の仕組みができるちょうど初っ端だったこと、それを実に的確に描くことができた作家だったということ、それが漱石の作品が100年たった今も、これからもずっと、「現代」を描く作家として読まれる理由なんだろう。