『ほお……、ここがちきゅうのほいくえんか。」てぃ先生

ほぉ…、ここが ちきゅうの ほいくえんか

ほぉ…、ここが ちきゅうの ほいくえんか

ツイッターから生まれた本だそうで、男性保育士さんによる子どものおもしろ話。ただ、朝日新聞の「あのね」などに比べると、なんとなく、性的な感じがする。園児の恋愛(?)や、てぃ先生自身の結婚問題へのツッコミなど、なんだかおませさんだなあ、という感じ。うちの子もこんなこと言うようになっちゃうのかなあ。いろいろな育児漫画やエッセイを読んだけれど、こういう視点はなかった気がする。コンドウアキにせよ、東村アキコにせよ、西原理恵子にせよ、伊藤理佐にせよ、逢坂みえこにせよ、瀧波ユカリにせよ。母親には見えないのか。いや、父親である吉田戦車にせよ、榎本俊二にせよ、子どもの恋愛的な身振りや言動に触れるシーンはなかった。親には見えないのかもしれないねえ。


さくら「せんせい、クイズね。いま わたしは なにを してるでしょうか」
先生「うーん……遊んでる!」
さくら「ぶっぶー! せいかいは『せんせいに こいしてる』でした……!」

女の子と遊ぶなつくん。
先生「仲良しだね!」
なつ「けっこん するもん! ねっ ○○ちゃん」
お友達「え……せんせいと けっこんする……」
なつ(先生をにらみながら)「いのちを ねらっているぞ……」

昼食中のことです。
ひまわり(ため息混じりに)「せんせいが アーンしてくれなくちゃ たべられないかもしれない……」
先生「甘えん坊さんめ、一口だけだよ」
ひまわり(顔を真っ赤にしながら)「もうひとくち っていったら きらいに なっちゃう……?」

園庭で転んでしまった女の子に駆け寄る、あきくん。
あき「なかないで、ぼくの おひさま。 〇〇ちゃんがないたら あめになっちゃうよ」


などなど、まんべんなく子どもの恋愛的な身振りや言葉が採取されている。ほほえましいといえばほほえましいけれど、我が子に置き換えるとなにか不穏な気持ちになるのは、なぜだ。